Contigo, hakasito.

思ったことをつらつらと...

歯医者

引っ越しをすると探さないといけないものに歯医者、美容院とコーヒー豆屋とサテンがある.

引っ越してから1年が経とうとしているが、ずっと歯の検診をさぼっており、先日、以前通っていたところへ電車に乗っていってきた.ここでは親知らずを抜いてもらったり、過去に別の歯医者で治療した個所を丁寧に再治療してくれたりと結構お世話になったところで気に入っており、できればここに通い続けたいのであるが、ちょっと距離があるため、やはり近所で探さないといけない.医者というのは本当に探すのが難しい.

「20代までは見た目がよい人、30代は美味しいレストラン知ってる人、40代は良い時間の過ごし方を提案してくれる人、50代は病院、病気の事をよく知ってる人がモテる」というすばらしい格言があるが、まだまだわたしの年齢では医者や病気に詳しくなるステージには来ていない.じゃあ、50代の病院や病気に詳しい女性とお付き合いすればいいという話でもなく、結局足で稼がないといけない.世の人は病院をどうやって探しているのだろうか...美容院であれば、適当にネットで安いところを選んで失敗しても、1、2ヶ月経ったらまた違うところに行けばまあなんとかなるが、病院はそうにもいかない.

ただ、基本的には医者が嫌いである.そのくせ、風邪をひこうものなら、この世の終わりのような気持ちになるくらいネガティブな感情に支配される.去年なんかは健康診断でのレントゲンが引っかかって、精密検査をせよという結果がきたときにはその場で倒れそうになったくらいで、精密検査の予約をするのに数ヶ月かかった.それくらい気弱になる.しかしながら、虫歯だけは放っておいても直らないという認識が強いので、歯医者だけは強い気持ちで、努めて行くようにしているのであるが、やはり新しい歯医者を探すのは手間である.近所の歯医者が自分の納得のいく歯医者であることを祈るばかりだ.

確定申告

納税の義務を果たすべく今年も確定申告の書類を作成した.2ヶ所以上から収入を得ているため、学生の身分を離れてから確定申告は欠かさずおこなっている.自分がどれだけ稼いで、どれだけ税金を持っていかれるか1年の総まとめが可視化されるので、確定申告の作業は比較的好きだ.作業が好きなだけであって、税金を持っていかれることにはもちろん何の喜びも感じない.ここ最近は人並みに稼げるようになったので、追加で納税しないといけなくなってしまった.ふるさと納税iDecoのおかげで納税額は多少少ないだろうが、やっぱりつらいものである.ふるさと納税についてはまた後日記事にしようと思う.

確定申告のような作業が好きである根底には、昔から自由記述を必要としない穴埋め式の書類を記入するのが好きだというのがある.空欄を埋めていくことでひとつの大きなものが完成することに喜びを覚える.このような書類の記入は概して嫌われているが、このような書類をはじめとする「人が嫌うもの」をわたしは好む傾向があるということを自覚している.テストの作成や採点、業務で求められる多くの書類作成はわりと好きである.今年度は時間割り作成のお手伝いをさせていただいたが、人から聞いていたよりは厄介な作業ではなく、パズルみたいで楽しかった.世の中を動かしていくためにはこういう人も必要だし、バランスがとれていいのではないだろうか.まあ、単に「あまのじゃく」という言葉で片づけられることもあるが、異論はない.いつまでたっても人がしないことをするのが好きな性質なのである.

とかなんとかいっているが、適量であるから好きだと言っているのであって、キャパを超えると途端に「めんどくさい」とか「やってらんない」とかぬかすのである.過ぎたるは猶及ばざるがごとしである.

決済手段

財布を持たなくなった.念のためカバンには入れるのだが、普段の買い物であれば、カードケースとスマホでこと足りる.支払いはもっぱらクレジットカードかスマホに入った電子マネーである.便利であるかといえば、そうでもない.お店によってどのカードあるいはどの電子マネーが一番還元率がいいのか考えなければならないからである.このパン屋はSuica、この薬局はPaypay、このカフェは楽天ペイといった具合である.時期によっては、いつも楽天ペイだけど、キャンペーン開催にともなってPaypayのほうが還元率が高いとか、楽天ペイの期限が近いから使い切らないといけないということもあるので、気が抜けない.現金であればこんなことを考える必要はまったくないのに、我ながらケチケチした人生を歩んでいると思っている.

お店に入り、買いたいものを選んだら、すぐにレジに行ってはいけない.レジにある程度の列ができていればいいが、誰もいないからといって「ラッキー!」と飛び込んではいけない.あらかじめ、決済手段を考えておく必要があるからだ.さらに、お店によってはポイントカードのアプリもあったりするので、それも出す用意もしないといけない.スマートフォンを使っている以上、スマートに会計を済ませないといけない.レジ着いてから、何で支払おうかな〜と考えていたり、ポイントカードのアプリを探したりしている間に、店員さんに「ポイントカードはお持ちですか」とか「レジ袋は必要ですか」とか言わせてはいけないのである.かといって、前のお客さんがまごついていてもイライラはしてはいけない.あくまでこれは自分との戦いなのである.

問題は初めて入った店である.現金しかいけないのか、クレカなら大丈夫なのか、電子マネーもいけるのか、支払い前によく注意しなければならない.決済手段のアイコンが掲示してあればいいが、意外に見えないところに置いてあることもある.他のお客さんがどのように払っているのかを観察するのも大事だ.現金しか無理なのに、「楽天ペイで」とドヤ顔で言ってしまったらもうその一日は罪悪感が残ること間違いなしである.慎重にいきたい.

現金を持たなくなった分、気を使うことが多くなってしまった.まったくもってスマートな社会ではなくなってしまった.

ハカセ

大学に入ってつけられたあだ名である.

大学の学期初めの授業というのは今も昔も自己紹介から始まると相場が決まっているが、大学1年生となればなおさらである.確かあれはF先生のいわゆるLLの授業だったと思うが、自己紹介をしたときに「スペイン語を勉強して、世界史の授業で学習した中南米にあるマヤ遺跡やアステカ遺跡をめぐりたい」と言ったのを覚えている.特にスペインについての知識を持たずして、スペイン語専攻になったわたしで、特に動機などなかったのであるが、あながちこの発言は間違いではなく、世界史の資料集を見ながら、ここに言ってみたいと思っていた.

記憶が正しければ、そんなわたしの自己紹介を聞いたクラスメイトのN君が遺跡発掘をしたがっていると思ったらしく「ハカセだ」と言ったのが始まりだと思う.たぶん.黒縁のメガネ(後にエロメガネと呼ばれてしまう)も「ハカセ」の要因のひとつだったのかもしれない.

そこから、クラスメイトにはハカセと呼ばれることになり、あだ名をつけられたことがなかったわたしは快く受け入れた.個人的には博士でもはかせでもなくハカセというカタカナ表記をお願いしている.よくわからないこだわりである.最初のうちは「ハカセ」だったが、後輩ができると「ハカセさん」とさんをつけられるようになった.あだ名のほうが先行してしまい、「そういえば、本名なんていうんだっけ?」と言われるほどに浸透していた.とはいうものの、時が経つにつれ「ハカセ」と呼ぶ人はどんどん減り、名字で呼ばれることが多くなった.今でも「ハカセ」とか「ハカセさん」と読んでくれる人は勝手に友達だと思ってる.みんな元気かな.

ハカセという名からさらに派生したのがhakasitoである.スペイン語では名詞に-itoという縮小辞をつけることで小ささやかわいらしさを加えることができる.かわいくはないが、本当に博士ではないし、実際に小さいので、この名前を気に入っていろんなところで使っている.そんなこんなでhakasitoという名前をもらって、10年ぐらい経って本当に博士になってしまったことには自分でも未だに信じられないし、N君の先見の明には感心してしまう.もっとも、遺跡発掘はしていないし、遺跡にも行っていないし、なんなら中南米すら足を踏み入れていないのであるが.

hakaseにはなったものの、まだまだ修業は足りないのでhakasitoでいくつもりである.ブログ名はContigo, pan y cebolla.(手鍋下げても)をもじっただけだが、意味はなく単に韻を踏んでいていいなと思ってつけただけである.

ブログ

今さらブログなんてと思ったが、昨日見た夢で誰だかわからないけどブログを書くといいことがあるよと言われたので、新たに作ることにしてみた.単純だが、いろいろ思うことがあるから書きためておく場所は欲しいなと思ってはいたのである.

アフィリエイトとかを駆使してブログで金を稼ごうっていう気はさらさらなくて、一昔前にやっていた日記ブログというよりはひとつワードを決めて、それに関して自由に書くというスタイルでいこうと思う.

今日のタイトルは「ブログ」だからブログについて書くといった具合だ.まあだから、これまで通り読者は限られるだろうけど、これはこれでいいと思っている.じゃあ、ノート買って日記書いてろという話だがそういう問題でもないのが、このネット社会である.多少は「同じように思っている人いるよね?あ、そこのキミ!」という気持ちはある.

以前のように毎日というわけにはいかないだろうが、書きたいテーマはいろいろあるし、春休みというのもあるので、ちょこちょこ書いていきたいと思います.

どうぞよろしくお願いします.